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涙が止まらなかった


「朝練の後、ボクは泣いた。
お母さんが次から次へと届くボクへのプレゼントを
見せてくれたからだ。
千羽鶴から絵馬やら、タオルにブラシ、手紙や花束まで
そのどれからも心が伝わってきて泣けた。

『ディープの引退はさびしい』
『こんな時代だからこそ、もっとディープに走っていてもらいたい』
『ディープのいない競馬なんてつまらない』
『やめるなディープ!!』
『ガンバレよ、ディープ』 etc.

やったよ!! お母さん
ボクの引退に反対する人はいっぱいいるんじゃないか!!
うれしいよ。
うれしくてうれしくて、ボクは昼まで涙が止まらなかった」

オーナーが来た


「珍しくオーナーを見た。
ジャパンカップでボクが優勝した後のインタビューに
何を言うのかってことを心配していたようだ。

ハァ~~ア。
なんて気楽なんだろうってボクは思った。
優勝するのはボクなんだから
インタビューがあるならボクにマイクを持たせてほしいよ。
そしたらボクは言うんだ。
『ボクは引退しない。走り続けたい。
だからボクを走らせてくれるオーナーを求む』ってさ」

ゾッとした


「ヘビのような目をしたやつが来た。
目が合った途端、ふがいなくもボクはケイレンを起こしてしまった。
全身に悪寒が走り、プルプルふるえが止まらない。

やつはタケちゃんを知っているようで、
ドバイからやって来たと言っていた。
ドバイって? どこだ?

ボクをなめるようにしてみる目にゾッとした。
ほんの数分しかいなかったが、怖かった。
一体、誰なんだろう?」

JRAが来た


「JRAが来た。
えっ?ひょっとしてボクのオーナーになるって話か?と喜んだのもつかの間、
なぁーんだ。
ボクの写真を撮りにきただけだった。

でも、その時ボクはくだらない真実を知ってしまった。
天皇賞へのボクの出走をやめさせたのはJRAだってことだ。
理由は、フランスで日本の汚名をつけた馬を
日本のシンボルである天皇の名をつけたレースに出させるわけにはいかないって
クソみたいな話だった。

あ~あ~、なーんてこった。バカバカしい。
JRAがボクのオーナーになるって話は、こっちから願い下げだ。
日本ってホントつまんない国だ。

けど、いい人もいるね。
今日おやつでもらったにんじんは極上だった。
ボクの大ファンだって人からの差し入れだそうだ。
ものすごく甘くて甘くて幸せ~な気分になった。
どこの誰かボクにはわからないけど、ありがとう!!
とてもおいしかったよ。」


  かぉり
  「ゎたUは〒〃ィ→フoを信U〃τるょ」

タケちゃんに幻滅!!


「今日、タケちゃんが来た。
ボクがタケちゃんと折り合わないことを薄々気がついたようだ。
だから好き勝手に走らせてもらった。
気分がよかった。調子もいい。レースが楽しみだ。

とはいえ、今日のタケちゃんはボクをまた幻滅させてしまった。
引退を受け入れたタケちゃんとのパートナーは、
ボクの心の中ではすでに解消している。
でも、ジャパンカップでボクが走るにはタケちゃんが必要だ。
どう走ろうと考えているのか心をのぞいた。そしたら、
「イギリスから来た女の後を走る」っていうんだ。

冗談じゃあない。
ボクは女の尻なんか追いかけたくないよ。
絶対に彼女の前を走る。
タケちゃんの作戦はNGだ!!

バイバイタケちゃん。ボクはボクの思うように走るからね。」

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